『会議時間を大幅に短縮し、業務の効率化と、労務費の削減に貢献した』
これ、職務履歴書の実績欄に書けないかなぁ。
世界有数の経済大国の産業を支える皆さんの会社では、こんなことはないはずですが…
前の会社の会議がクソだったのです。
『効率化』『生産性』…そんな風潮から逆行していた会議のお話です。
皆さんの会社ではそんなことないと思いますが、こんな会社もあるんだ…と思ってご覧になって頂けますと幸いです!
会議とは?〜僕に会議時短の依頼がきた〜
会議でやることって、
- 業務報告
- 情報共有
- ディスカッション
- 意思決定
とかだと思うんですよ。
僕の部署も、月1でグループの仕事の進み具合、課題、プロジェクトの方向性等の打ち合わせがありました。
会議時間は、平均4時間くらい。
不 毛
もちろん、上層部の意思決定とか、メンバー全員のスタンスとかを確認する必要はあるんだけど、明らかに無意味な時間が多いんですよ。
とにかく、中間管理職層のワチャワチャが多くて。
ただ、部署のトップはちゃんと問題視してたんです。
『みるおかくん、次から議事録と司会任せていい?』
『あ、はぁーい!(まぁ会議メンバーで一番下だしな…)』
『結構、会議が冗長になっちゃってるから、上手くコントロールしてね。』
YOUの仕事だよね?
というわけで、今回の記事では、会議の効率化を承ってしまった僕が経験した無駄な会議例と、実践した改善例を紹介します。
会議の無駄1:議題がズレる
この魔物は高頻度で出現します。
1番道路のコラッタとほぼ同じ頻度で出現します。
新商品の販売戦略を話していたはずなのに、いつのまにか、全く関係ない既存商品の原料が話題になっていたりします。
この現象は、管理職、役員といった、上級職による、
『そういえば』
が原因であることが多いんですよ。
基本的に、上級管理職が会議で話す内容の90%は、
『ちょっと黙ってて』
で一蹴しても、企業活動に何の影響もありません。
提案が通る通らないは別の話で…
お偉いさんには意思決定だけお願いしたいところです。
でも、
『ちょっと黙ってて』
と言うのはカドが立ちますね。
自己都合退職へのカウントダウンが始まりますね。
僕はこういうとき、
『なるほど…あれ…今の議題なんでしたっけぇ?(テヘペロ』
と、おバカちゃんを装ってみたりします。
うまくいくと、
『おいおいwwwえっと…そうだ、販売戦略だけどなぁ…』
と戻ってきてくれます。
議題から議決までは一直線にイキたいところ。
ここでは、5〜30分程度の時短となりました。
会議の無駄2:一部の人間で盛り上がる
『(…?)』
『(……???)』
『(この会議、俺らいらなくね?)』
ってこと、ないですか?
議事録係の下っ端や新人が、一時仲間外れになってるだけならOKだと思います。
ですが、10人以上も会議に参加してるのに、なぜか1 on 1のトークで時間を消耗する事案が発生することがあります。
当事者間でディスカッションが広がるのは問題ありません。
ただ、一部の社員間で会話が続いている場合、
- 全員に広げるか
- 他の場所でやるか
どちらかに持っていきたいですね。
ここに関して、僕は当時の部長と組んでいました。
ある程度のタイミングで、
『それは後で話して』砲
を発射してもらうのです。
ブレインストーミングは、全員の脳みそを使うのが理想ですね。
会議の無駄3:時間を守らない
会議が佳境に入ってきたぞ!
ディスカッションも活発になってきた!!
課題解決も見えてきた!!!
でも、会議15:00までって決まってたじゃん?
なぜ、今16:30なのかな?
『午後いっぱい会議室とってるから大丈夫だよ』
らしいです。
『大丈夫だよ』らしいんです。
時間を過ぎて話す内容が、コスト削減について?
大喜利かな?
僕もボケないといけないのかな?
なんとなく何時までに終わらそう、ではなく…
会議のセクションごとで時間制限を設けると、人は無駄を省けるものです。
『そろそろ時間ですので、結論を出したいのですが…』
うまくいくと30〜1時間以上の時短が期待できます。
間接的には、時給換算で5000円を超える管理職、役員の労務費カットにもつながりますね。
会議の無駄4:無理やり議題を作る
”月1回会議をすることになっている”
この強迫観念がすっごい毒。
『今月、会議いらなくね?』
ってこともあります。
閑散期だったり、業務のキリが悪い期間など…
『今月の議題、僕入ってますか?』
(訳:行かなくていーい?)
『全員プロジェクトが途中なので、簡単なミーティングに変更しても宜しいですか?』
(訳:もう会議やめよ(はぁと))
もしかしたら、会議丸ごと削減可能かもしれません。
全員で集まる必要が無いことを、打ち合わせる必要もありません。
その業務報告や情報共有は、 資料を全員にメールするだけでは不十分ですか?
会議の無駄5:結論が出ない
問題です。
新卒採用にはあるのに、昇級・昇格試験には無いもの、なーんだ?
正解は、『グループディスカッション』ですね。
会社によってはあるのかな?知りたい。
新卒の皆さん。
ゆとり世代、さとり世代、なんとか世代…色々名付けられた青年たち。
安心してください。
就活を乗り越えた時点で、打ち合わせ能力に関しては、あなた達の方が優れているかもしれません。
なぜ皆、GDを乗り越えたのに、社会人になるとダメになっちゃうのか…。
何を議決する会議かは、最初に明確にしておくべきです。
会議とは『議決』だと思っています。
時短の前に、その会議の意味に直結する点なので、MIPです。
モゥスト!インポータント!ポイント!です。
個人的には、昇格試験にもGD導入を希望したい。
あ、審査できる人間がいねーか。
会議の無駄6:前の議決内容が無かったことになる
人は、年齢を重ねると記憶力が衰えるものです。
念のため、関係ある議事録を、事前に用意しておくといいかもしれません。
『そうだったっけ?』
50代、60代の管理職、役員は、1ヶ月前の内容をなかなか覚えておくことができません。
【例1】
『これは、賛成じゃなかったんだけどなぁ』
⇒『先月の会議で決定いたしましたので…』
(訳:うるせぇ)
【例2】
『先月の会議、私は納得していないから』
⇒『議決事項として通ってしまいましたので…』
(訳:うるせぇ)
【例3】
『そんなこと言ってたっけなぁ』
⇒『議事録にはそう記録してありますが…』
(訳:うるせぇ)
議事録を残し、ハンコをもらうまでが会議です。
決まったものを変えるな、というのも柔軟じゃないかもしれません。
ただ、全員が 時給何千円×α の価値を払って決めた会議の議決事項は、ものすごく重いモノですよね。
議決事項の変更には、それなりの論理と、筋を通すべきです。
まとめ
前の会社のエピソードを例にお話ししました。
これで4時間超の会議を、1時間程度に削減できました
つまり、80%近くは不要な時間だったと…。
数社の経験しかないですが、少なからず『日系企業の会議』って、なんか特殊だなぁ…と思うんです。
ちなみに、前社は売上数千億の歴史ある日系メーカーです…。
利益体質もソコソコだったんですが、なぜこういう部分に目が行かないのか。
まぁ、転職してしまったので、現状は知らないんですけどね。
今の会社?
会議なっげぇわ
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みるおか
コメント
励みになります!一人じゃないんだなって。言葉を尽くして、きちんと機能できる施設づくり、頑張ります。平社員だけど…