ポケモンウルトラサンムーンの新ウルトラビーストであるアーゴヨン。
ウルトラビーストでは初めてとなる進化系のポケモン。
UB:STICKYことベベノムから進化します。
この記事では、筆者の備忘録代わりにアーゴヨンの火力と素早さなどを考察していきます。
トップメタを中心にざっくり被ダメージの計算もまとめますので、参考になれば幸いです。
アーゴヨンの種族値とすばやさ調整ライン
HPをH、こうげきをA、ぼうぎょをB、とくこうをC、とくぼうをD、すばやさをSと省略します。
種族値 | |||||
H | A | B | C | D | S |
73 | 73 | 73 | 127 | 73 | 121 |
種族値合計は他のウルトラビーストより少し低い540。
CS以外は73と低めですが、高速アタッカーとしては及第点の耐久力。
メガボーマンダを1上回るすばやさも魅力です。
Cはウツロイドと同じです。補正をかけないと少し物足りないかもしれません。
タイプはどく・ドラゴンとドラミドロと同じです。
性格に関しては臆病、または控えめが基本になるでしょうか。
実数値 | ||||||
H | A | B | C | D | S | |
特化 | ー | 137 | 137 | 196 | 137 | 190 |
252振 | 180 | 125 | 125 | 179 | 125 | 173 |
↑無振り | ー | 102 | 102 | 161 | 102 | 155 |
無振り | 148 | 93 | 93 | 147 | 93 | 141 |
特化=性格補正あり、努力値252
252振=性格補正なし、努力値252
↑無振り=性格補正あり、努力値0
無振り=性格補正なし、努力値0
CSの値が近いため、性格によってビーストブーストで上昇する能力が変わります。
控えめだとCが、臆病だとSが上がるので、ひかえめ&こだわりスカーフでの運用も視野に入りますね。
こだわりスカーフを巻いた場合のすばやさラインをまとめてみました。
すばやさ実数値 | ポケモン |
286〜 | 最速砂ドリュウズ、最速雨キングドラ、スカーフ122族〜 |
285 | 最速S↑アーゴヨン |
280 | 準速砂ドリュウズ |
274 | 準速雨キングドラ |
264 | 準速S↑↑バシャーモ |
259 | 準速S↑アーゴヨン |
253 | 最速S↑ガブリアス |
250 | 最速S↑100族 |
241 | 最速S↑カプ・テテフ |
準速の砂ドリ、雨グドラを抜くには最速スカーフがマスト。
最速でもゲッコウガは抜けません。
ただ、準速でもS100族やガブリアスは抜けるため、スカーフを巻いておけば、これらの竜舞、蝶舞、岩石封じ1回は許容範囲に。
一貫ができてしまえば、ビーストブーストでCを上げながら抜いていくこともできますね。
アーゴヨンが覚える技
【レベル技】
Lv.1 エアカッター
Lv.1 りゅうのはどう
Lv.1 つつく
Lv.1 なきごえ
Lv.1 てだすけ
Lv.1 ようかいえき
Lv.7 みだれづき
Lv.13 ベノムショック
Lv.19 あまえる
Lv.23 ベノムトラップ
Lv.31 わるだくみ
Lv.37 どくづき
Lv.41 どくどく
Lv.47 とどめばり
Lv.53 エアスラッシュ
Lv.61 りゅうのはどう
【技マシン】
ドラゴンクロー
どくどく
ベノムショック
めざめるパワー
はかいこうせん
まもる
やつあたり
10まんボルト
おんがえし
きゅうけつ
かげぶんしん
ヘドロウェーブ
かえんほうしゃ
ヘドロばくだん
だいもんじ
つばめがえし
からげんき
ねむる
どろぼう
りんしょう
エコーボイス
フリーフォール
アクロバット
シャドークロー
スマートホーン
そらをとぶ
シザークロス
ドラゴンテール
どくづき
ねごと
とんぼがえり
みがわり
バークアウト
あくのはどう
ないしょばなし
【教え技】
シグナルビーム
ダストシュート
さわぐ
りゅうのはどう
アイアンテール
いびき
ねっぷう
おいかぜ
ゴッドバード
でんげきは
いえき
てだすけ
げきりん
よこどり
サイドチェンジ
じごくづき
とぎすます
教え技は以下の記事を参照のこと。
【ポケモンUSUM】教え技解禁!一覧表とパーティ強化必至の注目技まとめ
ウツロイドと違う点は、ドラゴンらしくかえんほうしゃや大文字などの炎技を覚えること。
ナットレイなどへの打点になります。その代わりサイコキネシスを覚えません。
エアスラッシュなどの飛行技も覚えるため、ウツロイドとは役割対象が変わりますね。
アーゴヨンのタイプと弱点、耐性
アーゴヨンのタイプはどく・ドラゴン。
フェアリーが弱点じゃないドラゴンは貴重です。
【2倍弱点】
じめん、エスパー、こおり、ドラゴン
【半減】
かくとう、どく、むし、ほのお、みず、くさ、でんき
電気、水、草、格闘、フェアリーが半減なので、カプ・コケコやカプ・レヒレ、カプ・ブルルには強気に出れます。
カプ・テテフはサイキネを食らわずに倒すことが前提。
4倍弱点がないのも魅力で、高火力ポケモンのめざめるパワー(氷)も1回なら耐えます。
アーゴヨンの火力考察
火力についてはウツロイドと同じです。
流星群やエアスラッシュなども候補にあがりますね。
おくびょうC252振り(実数値179)
【ヘドロウェーブ】
H177D95 カプ・コケコ:115.2%〜135.5%
H145D135 カプ・テテフ:99.3~117.2%(乱数1発:93.7%)
H181D116 ジャローダ:92.8~109.3%(乱数1発:50%)
H175D150 カプ・レヒレ: 72.3%〜85.8%(確定2発)
H157D127 ウォッシュロトム:48.4~57.3%(乱数2発:92.2%)
【りゅうせいぐん】
H171D110 メガボーマンダ:140.3%〜166%
H147D91 ゲッコウガ:97.9%〜116.3%(乱数1発:93.8%)
HD特化 メガボーマンダ:83.1%〜99%(確定2発)
H215D92 カバルドン:66.9%〜78.6%(確定2発)
【10万ボルト】
H147D91 ゲッコウガ:91.1~107.4%(乱数1発:43.8%)
H204D121 テッカグヤ:50~58.8%(確定2発)
H171D150 メガギャラドス:47.9%〜57.3%(乱数2発 :90.2%)
ひかえめC252振り(実数値196)
【ヘドロウェーブ】
H145D135 カプ・テテフ:107.5%〜128.2%
H177D135 カプ・テテフ:88.1%〜105%(乱数1発:25%)
H175D150 カプ・レヒレ: 79%〜94.9%(確定2発)
H161D125 ウルガモス:52.1%〜62.1%(確定2発)
H131D125 ミミッキュ:64.1%〜76.3%(確定2発)
【りゅうせいぐん】
HD特化 メガボーマンダ:92%〜107.9%(乱数1発 (43.8%)
ひかえめにすることで、耐久振りテテフ、HD特化のメガマンダまで圏内に入ります。
いずれにしても、BDともに耐久は等倍を耐える程度。
ビーストブーストを利用したり、役割をはっきりさせないと十分に力を発揮できません。
アーゴヨンの耐久調整と被ダメージ
CSぶっぱが基本になると思いますので、実数値H149(4振り)&B93(無振り)&D93(無振り)の場合を想定しています。
物理防御
A特化メガボーマンダの捨て身タックル:126.8%〜149.6%
A無振り無補正メガボーマンダの捨て身タックル:96.6%〜114.7%(乱数1発:81.3%)
A特化ミミッキュのシャドークローZ: 89.2%〜105.3%(乱数1発:31.3%)
(※じゃれつくZは確1)
A無振り無補正テッカグヤのじしん:67.1%〜79.1%(確定2発)
A特化カプ・ブルルのストーンエッジ:54.3%〜64.4%(確定2発)
A252振りマンムーのこおりのつぶて:60.4%〜72.4%(確定2発)
A特化メガバシャーモのフレアドライブ:48.3%〜57%(乱数2発 :92.6%)
基本的にトップメタのメインウェポンは2発受けることができません(涙
メガバシャーモのフレドラも2回で落ちてしまうので、メインウェポン半減といっても、対面で殴り合うとかなり難しい状況に…。
特殊防御
C特化ヒードランの大地のちから:97.9%〜116.7%(乱数1発:87.5%)
C特化メガリザードンYの日照りオーバーヒート: 91.9%〜108.7%(乱数1発:50%)
C252振りウツロイドのサイコキネシス:88.5%〜104.6%(乱数1発:25%)
C特化メガボーマンダのハイパーボイス:83.2%〜98.6%(確定2発)
C特化メガリザードンYの日照り大文字: 77.8%〜91.9%(確定2発)
C特化カプ・テテフのムーンフォース: 77.1%〜91.2%(確定2発)
C252振りメガゲンガーのシャドーボール:73.1%〜86.5%(確定2発)
無振りカプ・レヒレのムーンフォース:44.9%〜53%(乱数2発:25%)
ウツロイドと違い、アーゴヨンはDも低いので、特殊方面も等倍を1回受けられる程度です。
こうみると、1発で倒しきれない敵が多いのが気になるところ。
他のウルトラビーストより種族値が低く、カツカツになるのは仕方ありませんが…。
Z技やこだわりメガネ、突撃チョッキ、きあいのタスキなどを活用して立ち回りやすくしないと役割をもたせづらいですね。
ツンデツンデやズガドーンなど、新UBも増えたポケモンウルトラサンムーン。
いずれも尖った能力を持つだけに、トレーナーの色が出やすいポケモンかもしれません。
おわりに
高速特殊アタッカーと、やるべきことはわかりやすいアーゴヨン。
火力をキープ、底上げしつつ、役割を見ながら素早さラインを調整していきましょう。
対戦環境としては完成したともいえるウルトラサンムーン。
どんなポケモンがバトルで活躍するのか楽しみですね。それでは。