(2016年12月21日最終更新)
2016年11月18日にポケモンの新シリーズ『ポケットモンスター サン・ムーン』が発売されました!今回は新システムも満載です!
第6世代(XY・ORAS)のバトルで人気だったポケモンも安泰ではなく、一気に環境が変わります
この記事では、第6世代からの変更点を中心に、サン・ムーンでの新システムの要点をまとめていきます。
サン・ムーンの舞台:アローラ地方
出典:アローラ地方|『ポケットモンスター サン・ムーン』公式サイト
カントー地方やカロス地方など、これまでは大陸が舞台となっていましたが、今回の舞台は『島』です。
中央に浮かぶ小さい人工島の周りを4つの大きな島が囲っていますね。
リゾート地として人気の温暖な島を舞台としており、島での挨拶は、
『アローラ!』
地方の名前がそのまま挨拶になっています。
サンとムーンの世界では12時間の『時差』が生じています。これまでと同様、ソフトによって出現ポケモンも変わります。
また、新ポケモンの『ルガルガン』は、サンでの”まひるのすがた”と、ムーンでの”まよなかのすがた”で見た目や覚える技が変わります。
出典:ルガルガン(まひるのすがた)|『ポケットモンスター サン・ムーン』公式サイト
他にも、アローラ地方には島の『守り神』や、島々に適応して姿を変えたポケモンなど、新要素が満載です。
ポケモンサン・ムーンでは、各島の『試練』を乗り越えていきます。
最後は『しまキング』や『しまクイーン』とバトルしてクリアとなります。
彼らは前作までのジムリーダーの当たる存在で、今作ではジムとジムバッジは廃止となりました。うーん…ちょっと寂しい。
出現ポケモンの違い
サン、ムーン一方でしか出現しないポケモンを以下にまとめます。
サンのみ出現 | ムーンのみ出現 |
バクガメス | ジジーロン |
ナゲツケサル | ヤレユータン |
ロコン | サンド |
ワシボン | バルチャイ |
ズガイトス | タテトプス |
プロトーガ | アーケン |
モンメン | チュリネ |
ロコン、キュウコンや、ルガルガン(昼)が好みなのですが、ヤレユータンも捨て難いですね…まぁ両方買いましたが(^p^)
詳しくは以下の記事でまとめています!
【関連記事をチェック!】【ポケモンSM】サン・ムーンの違いまとめ【出現ポケモン・イベントなど】
新たに追加されたシステム
リージョンフォーム(アローラのすがた)
出典:キュウコン(アローラのすがた)|『ポケットモンスター サン・ムーン』公式サイト
新ポケモンの他に、一部の既存ポケモンの見た目、タイプ、技が大きく変わります。
『島国に適応した姿』として、例えばロコンはほのお→こおりに、キュウコンはほのお→こおり・フェアリーにタイプが変更されています。
現時点でのリージョンフォームは以下の通りです。
名前 | 旧タイプ | 新タイプ |
ロコン | ほのお | こおり |
キュウコン | ほのお | こおり・フェアリー |
サンド | じめん | こおり・はがね |
サンドパン | じめん | こおり・はがね |
ナッシー | くさ・エスパー | くさ・ドラゴン |
ベトベター | どく | どく・あく |
ベトベトン | どく | どく・あく |
ニャース | ノーマル | あく |
ペルシアン | ノーマル | あく |
イシツブテ | じめん・いわ | じめん・でんき |
ゴローン | じめん・いわ | じめん・でんき |
ゴローニャ | じめん・いわ | じめん・でんき |
ガラガラ | じめん | ほのお・ゴースト |
コラッタ | ノーマル | あく・ノーマル |
ラッタ | ノーマル | あく・ノーマル |
ディグダ | じめん | じめん・はがね |
ダグトリオ | じめん | じめん・はがね |
個人的にはキュウコンやガラガラのルックスが好みですが、いくつかギャグ路線に走っている気が…ちなみにナッシーは高さが10.9mがあります。
エスパー無効のベトベトンなど、バトルでの使い方も大きく変わります。
新ポケモンや既存ポケモンに合わせて、パーティに是非組み込んでいきたいですね!
Zわざ
(Zわざは動画1:28〜)
特別なZわざの振り付け、何のダンスか分かったかな?RT @Pokemon_cojp: イーブイも全力だ! 『ポケットモンスター サン・ムーン』新情報公開! https://t.co/tZX8FRkhWG #ポケモン_サン・ムーン pic.twitter.com/lyrPDUHWzU
— 増田順一@GAME FREAK inc. (@Junichi_Masuda) 2016年9月20日
ポケモンバトルの新要素の『Zわざ』は、
・Zリングを持っている
・対応するZクリスタルをポケモンに持たせる
ことによって、1回のバトルで1回だけ使うことができる強力な技です。
Zリングを使うと、対応した技が変化し、例えば『10まんボルト(威力90)→スパーキングギガボルト(Zわざ・威力175)』といったように技の名前、グラフィック、威力がパワーアップします!
他にもイーブイの専用技『ナインエボルブースト』は ブイズの力を借りて、こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさが2段階アップする強力な補助技です。バトンタッチで後続に繋がれると大変なのでイーブイを見かけたら瞬殺しましょう(^p^)
前世代で登場した『メガシンカ』に続き、対戦環境が大きく変わるバトル新要素です。
ポケモンライド
陸空海の移動手段に新たなシステム『ポケモンライド』が登場します!
体験版では、陸での移動にケンタロスに乗る『ケンタロスライド』のみ利用できましたが、本編では他にもライドポケモンが登場します。
ケンタロスライドでは、移動速度が上がるのに加え、目の前の岩を砕くことができ、前世代まで秘伝技だった『いわくだき』と同様の効果があります。
他にも海の移動手段『サメハダーライド』など、様々なポケモンに乗って移動できますよ!
ライド用ポケモンの主な役割は以下の通りです。
ライドポケモン | 能力 |
ケンタロス | 移動速度UP、いわくだき |
ムーランド | 隠しアイテム探し |
バンバドロ | 岩場でも進める |
カイリキー | かいりき(岩を押す) |
ラプラス | なみのり |
サメハダー | なみのり&海のいわくだき |
リザードン | そらをとぶ |
正直、ドラクエモンスターズジョーカー3のライドシステムと思いっきり被ってる印象ですが…
これまでのシリーズよりも移動の幅が広がって、冒険がより楽しくなりますね!
UB(ウルトラビースト)一覧&種族値
アローラ地方を脅かす存在として知られる『UB(ウルトラビースト)』 が登場!
システム上は通常のポケモンですが、ストーリーに大きく関わってくる存在です。
出典:(UB05 GLUTTONY)アローラ地方を脅かす謎の存在「ウルトラビースト」|『ポケットモンスター サン・ムーン』公式サイト
それぞれ特徴的な姿をしており、派手なグラフィックでバトルする姿が公開されています。
それぞれのタイプ、種族値を以下にまとめます。
名前 | |
タイプ | 種族値(HABCDS) |
ウツロイド | |
いわ・どく | 109/53/47/127/131/103 |
マッシブーン | |
むし・かくとう | 107/139/139/53/53/79 |
フェローチェ | |
むし・かくとう | 71/137/37/137/37/151 |
デンジュモク | |
でんき | 83/89/71/173/71/83 |
テッカグヤ | |
はがね・ひこう | 97/101/103/107/101/61 |
カミツルギ | |
くさ・はがね | 59/181/131/59/31/109 |
アクジキング | |
あく・ドラゴン | 223/101/53/97/53/43 |
ネクロズマ | |
エスパー | 97/107/101/127/89/79 |
種族値にかなり偏りが見られますね。
ウルトラビーストも四天王撃破後に各地で捕獲可能なポケモンです!
【関連記事をチェック!】【ポケモンSM】準伝ポケモンの厳選方法とカプ族、UBの理想個体データまとめ【6V実数値など】
秘伝マシン廃止&敵トレーナー強化!
ポケモンライド導入に伴い、秘伝マシンが廃止となりました。
これにより、ガチのポケモン6匹で旅パを組むことができます!最高!
そのためか、サン・ムーンでは敵トレーナーやボス、ぬしポケモンが非常に手強いです。
油断すると一般トレーナーにもかなり削られるので、ストーリーが『ただの作業』にはなりません!
ゲームバランスが改善され、ストーリーも思い切り楽しめる良調整だと思います。
また、いくつか技マシンも変更されました。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
【関連記事をチェック!】【ポケモンSM】技マシン入手方法・場所一覧【第七世代(サン・ムーン)ストーリー攻略】
フェスサークルで交換&バトル!
今作では、GTSやランダム交換、レーティングバトルといった定番システムにミニゲームの要素を加えた『フェスサークル』で遊ぶことができます。
【関連記事もチェック!】【ポケモンSM】フェスサークルの使い方まとめ!ポケモン交換、GTS、アトラクション等を遊びつくそう!
フェスサークルでは、ストーリー攻略に役立つアイテムなども手に入るので、ぜひ遊んでみましょう!
バトル関係の変更点
公式動画ではメガガルーラの『おやこあい』が弱体化されている(子供のダメージが減少)のが確認できます。
かつて『害悪』とされていたポケモンに修正が入ることで、バトル環境が大幅に変わります!
他にも、バトル画面でタイプ相性が確認できたり、初心者にも優しいシステムが各所に追加されています。
それでは、今作での変更点を簡単にまとめていきます。
むれバトル廃止
全世代では、ポケモンの群れ(5匹)が登場し、努力値稼ぎに便利でしたが、今作では廃止となりました。
その代わり、ポケモンが仲間を呼ぶ『乱入』システムが追加となっています。
乱入は高種族値のポケモンや、隠れ特性を持つポケモンの厳選に最適です!
乱入と厳選については以下の記事で詳しく書いています!
【関連記事をチェック!】【ポケモンSM】図解で簡単!4Vメタモン厳選方法まとめ【サン・ムーン攻略】
パワー系アイテム強化
バトル終了後、対応する能力の努力値が+4されていた『パワー系アイテム』ですが、今作では+8に変更になりました。
群れバトル廃止による努力値稼ぎの難化を解消しています。
乱入バトルにより、努力値を振りまくるのは簡単ですが、細かい調整が少し面倒になりましたね。
ちなみにパワー系アイテムは今作でもBPとの引き換え商品です。
クリア後にバトルツリー頑張りましょう!
孵化作業と厳選については以下の記事でもまとめています。
【関連記事をチェック!】【ポケモンSM】孵化厳選の方法まとめ:孵化場所、必要なアイテムやポケモンなど
【関連記事をチェック!】【ポケモンSM】出現ポケモンの努力値一覧表【サンムーン努力値稼ぎおすすめスポット】
ポケモンの種族値変更
主な既存ポケモンの種族値変更データは以下の通りです。
ポケモンの名前 | 種族値HABCDS(変化量) |
アーボック | 60/95(10up)/69/65/79/80 |
ダグトリオ | 35/100(20up)/50/50/70/120 |
カモネギ | 52/90(25up)/55/58/62/60 |
ドードリオ | 60/110/70/60/60/110(10up) |
マルマイン | 60/50/70/80/80/150(10up) |
ナッシー | 95/95/85/125/75(10up)/55 |
ヨルノズク | 100/50/50/86(10up)/96/70 |
アリアドス | 70/90/70/60/70(10up)/40 |
マグカルゴ | 60/50/120/90/80/30 (HC10up) |
サニーゴ | 65/55/95/65/95/35 (HBD10up) |
マンタイン | 85(20up)/40/70/80/140/70 |
オオスバメ | 60/85/60/75(25up)/50/125 |
ペリッパー | 60/50/100/95(10up)/70/65 |
アメモース | 70/60/62/100/82/80 (CS20up) |
エネコロロ | 70/65/65/55/55/90(10up) |
ルナトーン | 90(10up)/55/65/95/85/70 |
ソルロック | 90(10up)/95/85/55/65/70 |
チリーン | 75/50/80/95/90/65 (HBD10up) |
イワパレス | 70/105(10up)/125/65/75/45 |
ツンベアー | 95/130(20up)/80/70/80/50 |
フリージオ | 80(10up)/50/50(10up) /95/135/105 |
いくつかのポケモンで種族値が上昇しました。
注目すべきは、激戦のS100族を抜け出したドードリオ、火力が増し動きやすくなったペリッパーやアメモースなどでしょうか。
マルマインもさらに素早さに磨きを…意味あるかこれ!?
これらのポケモンはバトル環境で見られる機会が増えそうです。
特性の変更
特性が変更になったポケモンと変更点は以下の通りです。
ポケモンの名前 | 特性変更 |
ゲンガー | ふゆうがのろわれボディに変更 |
ライコウ スイクン エンテイ | 夢特性がせいしんりょくに変更 |
キャモメ | うるおいボディ追加 |
ペリッパー | あめふらし追加 |
コータス | ひでり追加 |
ダンゴロ ガントル | くだけるよろい追加 |
ギガイアス | すなあらし追加 |
バニプッチ バニリッチ | ゆきがくれ追加 |
バイバニラ | ゆきふらし追加 |
クマシュン ツンベアー | ゆきかき追加 |
一番ダメージを受けたのは、ふゆうが廃止となったゲンガーでしょう!
他にもファイアローの『はやてのつばさ』がHP満タン時のみの効果となったり、『いたずらごころ』が悪タイプに無効になるなど、第六世代で猛威を振るっていたポケモンに調整が入った形ですね!
状態異常の変更点
状態異常時の効果が変更になりました。
状態異常 | 変更点 |
こんらん | 自分を攻撃する確率が1/2から1/3に |
まひ | S低下が1/4から1/2に |
やけど | ターン終了後ダメージが1/8から1/16に |
混乱、麻痺というバトルを運ゲーに変える要素が弱体化されています。
また、火傷のダメージが軽減されています。元々、毒と同じダメージ+A半減というのが異常だったので良い調整ではないでしょうか。
バトルツリーでBP稼ぎ!
今作のBP稼ぎ場所は『バトルツリー』です。
【関連記事をチェック!】【ポケモンSM】バトルツリー攻略用おすすめポケモンまとめ【BP稼ぎ】
なんとバトルツリーではレッドやグリーン、シロナなど、過去作の強力なトレーナーとバトルすることもできます!
一般トレーナーもORASと比べると非常に強く、BP稼ぎはかなり手強くなっていますよ!
ストーリー攻略に困った人は以下の記事を参考にしてください!
【関連記事をチェック!】【ポケモンSM】旅パ用おすすめポケモンまとめ【サン・ムーンストーリー攻略】
『おうかん』を使って簡単6V!?
今作では、ポケモンの孵化厳選が少し面倒になりましたが、その代わり『ぎんのおうかん』『きんのおうかん』というアイテムが登場しました!
おうかんを消費して『すごいとっくん』を受けると、ポケモンの個体値を31(V)まで上げることができます!なんという…
新アイテム『おうかん』については別記事で詳しく解説しています!
【関連記事をチェック!】【ポケモンSM】ぎんのおうかん、きんのおうかん入手法&量産法まとめ
体験版と製品版のリンク
サン・ムーンの体験版もリリースされています。
3DSで以下のQRコードを読み込んでもダウンロード可能です。
体験版ではアローラ地方の『ハウオリシティ』を冒険することができます。
相棒には、ポケモンアニメでサトシが使っていたゲッコウガがモチーフの『サトシゲッコウガ』が登場!
このゲッコウガは『きずなへんげ』という特性を持っています。
バトルで相手のポケモンを倒すとサトシゲッコウガに変化し、各ステータスが大幅に上昇すると同時に、おなじみの技『みずしゅりけん』の威力がアップします。
体験版で得た道具とサトシゲッコウガは製品版に転送できるので、またプレイしていない方は急いでダウンロードしましょう!
非常に強力なポケモンですよ。
サトシゲッコウガ以外にも、基本的な操作方法や、カメラワークが体験できるので、本編を遊ぶ前にプレイしておくとスムーズに製品版を遊べます。
日替わりイベントもあるのでチェックしておきましょう!
おわりに
新要素が満載となったポケットモンスター新シリーズ『サン・ムーン』が楽しみです!
かなり攻めた内容となっており、バトル環境も大きく変わりますが、ストーリー進行や育成はむしろ初心者向けにシステムが改善されています。
『難しいけどサクサク進める』という絶妙なバランス…
これまで、
『厳選とか大変でハードルが高い…』
『もうタイプ相性とか覚えられない…』
と手を出せずにいた人たちも安心してプレイすることができますよ!
大人子供、廃人から初心者まで深くまで楽しめるようになったポケモンサン・ムーンを是非一緒に遊びましょう!