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3回の転職で痛感した『転職のリスク』と不幸にならない処世術

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31歳で転職を3回経験したジョブホッパーのみるおかです!
ITエンジニアや営業職では珍しくないかもしれませんが、私のフィールドである食品の技術職ではかなりレアな事例…
どの転職にも自分なりに理由はありますが、社会不適合者と言われても仕方ありません。

これまで日系から外資まで、中小から大手まで勤めてきましたが、転職にはリスクがつきもの。
パワハラや過重労働、あるいは理想のキャリアを形成するため…どんな選択であれ会社を変えるには、そのリスクを受け入れる”覚悟”が必要です。

今回は、実際に転職を繰り返しながらなんとかキャリアをサバイバルしている筆者が痛感した『転職の真のリスク』について解説していきます。
ジョブホッパーのリアルな生き様…
安易な判断を避けるためにも、これから転職を考える人はぜひ一読してください。

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転職活動の前に知っておくべき4つのリスク

近年は転職市場もどんどんオープンになり、雇用の流動性も上がっています。
しかし、中途求人が増えただけで、転職がキャリアに及ぼすリスクが小さくなったわけではありません。
転職を繰り返すこと感じたリスクは主に4つ…
まずは、自分のキャリア観やスキルがこのリスクを受け入れられるか考えてみましょう。

 

転職リスク1:日系企業における市場価値のダウン

【ポイント】

  • 転職が活発な業界とそう出ない業界がある。
  • 日系、特にメーカーはまだまだ転職回数が敬遠される。
  • 転職回数そのものが評価されることはない

転職市場がオープンになりつつあると言いましたが、正確には転職歴が不利になりにくい業界が増えただけです。
具体的には、ITやWEB系のエンジニア、資格が必要な専門職、ノウハウが汎用的な営業職や経理、ベンチャーやスタートアップ、そして外資系企業です。
これらの企業に共通しているのは、優秀な人材が需要に対して不足している業界だということ。

また、転職経験そのものが評価されることはありません。
即戦力が必要な外資系などでも、欲しいのは転職歴のある人ではなく、自社には無いスキル・ノウハウがある人材です。結果論として、多くの企業で実績を上げてきた人が採用されているだけなのです。
ただ転職回数が多いだけでは、どこの企業からも敬遠されますよ。私は現在外資系企業に勤めていますが、面接ではしっかり”退職理由”を聞かれています。
企業にとって、自社社員と同レベル+αくらいの人材をわざわざ中途採用するメリットはありません。異動で社内登用する方が期待値が高いですからね。何より適応するまでの時間がかからない…

また、日系企業、特にメーカーではまだまだ終身雇用の色は強く、転職回数で書類選考が足切りされることは日常茶飯事です。
自分のフィールドにおいてキャリアチェンジがどれほど活発なのか見極めないと八方塞りになるかも…
どんな業界でも、転職回数というマイナス要因をスキルやノウハウで打ち消せる人材になる覚悟が必要です。

 

転職リスク2:人間関係のリセット

【ポイント】

  • 人間関係のリセットはチャンスにもリスクにもなる。
  • ゼロから人脈を作らなければいけない
  • 自力で結果を出していく強さが必要

人間関係やパワハラが理由で退職する人にとって、転職は環境を変えるチャンスです。
しかし、入社してから活躍する上で、人脈の再構築は大きなハードルになります。

どれだけ個人の力があったとしても、実績を上げていくためには、部内外のコミュニケーション、協力が不可欠。
それとなく情報共有してくれる人、動きが早い部下、マネジメントが適切な上司、愚痴を聞いてくれる人…
結果を出している人は、こういう存在を軽視し、自分の力を過信しがちです。

転職したらもちろん人間関係・人脈もゼロからのスタート。
良好な人間関係ありきで実績を上げてきた人は、転職後に苦労することが多いです。
転職してから以前の同僚のありがたみを感じることは多いですよ。
そこから自力で信頼を掴み、結果を出していけるのか…入社後のスタートダッシュがポイントですね。

 

転職リスク3:仕事内容のミスマッチ

【ポイント】

求人の記載事項が少ない企業は要注意!

求人から仕事内容が具体的にイメージできるか。

面接で納得いくまで質問するべき。

『思っていた仕事と違っていた』

転職でありがちですね…
求人と全く違う部署に配属されることも、残念ながらよくある事例です。
求人ごとにミッションが明確な外資ですら、イメージと現実がピッタリ合うことはないでしょう。
特に日系企業は求人を曖昧に書く傾向が強いです。
『化成品の商品開発職』これだけしか情報がないことも。

イメージと違う状況でも楽しめる柔軟性や、仕事を自分で動かしている実力・強さがあれば理想的です。

ただ、まずは採用面接で仕事内容を具体的に追求してリスクを小さくしましょう。
面接で聞くポイントは『自分がその企業で活躍するために必要な情報』です。

  • 担当する商材の詳細(自分の知識で扱えるか)
  • 仕事の責任、幅はどの程度か
  • 仕事で使うツール、スキルは何か
  • 社内からではなく、中途を採用する意図は

このあたりは必須項目ですね。
逆質問で『企業ウケ』を気にして消極的になる人がいますが、入社して困るのは自分。
本当にあなたを求めている企業なら、具体的に答えてくれますし、積極的な質問は好評価につながります。
仕事のイメージがつかめるまでしっかりと質問してましょう。

 

転職リスク4:転職はギャンブル!?99%は『入ってみないとわからない』

転職の一番大きなリスクは、仕事内容も人間関係も、結局入社後まではどうなるかわからないということ。
友人が経営している企業でもない限り、全容は掴めません。それに”友人でありビジネスパートナー”というのも想像以上に難しいものですよね…

転職の口コミサイトやOBなどから情報を仕入れることはできますが、口コミサイトはバイアスがかかっていますし、結局どんな上司や部下と仕事をするかはわかりません。
全体的にはホワイトな企業でも、自分にたまたまパワハラ上司がついてしまうかも…
その代わり、口コミサイトで悪い評判ばかりピックアップされていたのに、入ってみたら意外と自分に合っていた…というパターンもあります。

結局、転職が成功するかどうか、入社するまでは完全なギャンブル。
運をつかめるか、あるいは不運を跳ね返すパワーを持てるか。

環境に適応できないから転職する…
でも転職して活躍できるのは環境の変化に適応できる人…

難しい問題ですね。

もちろん転職でキャリアや待遇を大きくアップさせる人、パワハラ過重労働から逃げて良い労働環境を手にいれる人はたくさんいます。
転職というギャンブルに挑めるかどうか、それだけの価値があるのか…
もう一度自分に問いかけて決断しましょう。

 

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転職リスクを回避するためのマインドセット

転職はいつだって不安なもの。
何回も転職している私も、転職前後はメンタルにかなり負担がかかります。
そういう時にどうメンタルコントロールしているのか?
転職というリスクをポジティブに捉えるためのマインドセットを紹介します。

 

”過去”は不安の素。転職したら見つめるのは先だけ

キャリアプランと合わない、給料、人間関係、過重労働…何かしら思うところがあって転職するわけですが、転職で全てを好転させるのも難しいですよね。

人間関係や仕事内容は改善されたけど、給料は少し下がった…
給料はとても上がったけど、仕事はやっぱりハード…
前と比べてフレンドリーな人が少なくて孤立気味…
人間関係と生活は楽になったけど、前の仕事の方が面白かったかも…

たとえ”良い転職”ができたとしても、どこかで『(もしかしたら転職しないほうが良かったのかも…)』という感情がよぎることがあります。
転職に限らず、不安な時はネガティブな感情が先行して、現在の悪い所と過去の良かった所を比較しがちです。

ただ、どうあがいても転職したという事実は変わりません。
今の自分を受け入れて、現状をどう好転させていくかだけを考えると、やるべきことは決まってきます。
現在の仕事に集中して結果を出すか、それともさっさと見切りをつけるべきか。
先だけを見て吹っ切れれば、あとは行動するだけです。

 

ミスマッチを防ぐ|キャリアの評価軸を点数化しておく

転職の評価軸

転職活動の評価軸がはっきりしていれば、企業選択のミスマッチも少なくなります。
転職活動をしていると、あれもこれも求人が気になってしまいますが、そういう時は求人を点数化すると客観的に比較しやすくなります。

しっかり判断して転職を決断できれば、自己肯定にもつながります。
『転職しない方が良かったのかなぁ』と不安になったときも、この表を見返せばしっかりと前に進んだ実感を持てるはず。

感情的、感覚的にキャリア選択するとミスマッチが起きやすいです。
しっかりとした評価軸を持って、何を妥協できるのか、何を求めるのかを明確にしておきましょう。

 

副収入?人脈?スキル?リスク分散のカギとは

何度も言うように、転職はギャンブルに近い選択です。
リスクを完全に避けるのは不可能…

私がそれでも前のめりなキャリアチェンジを選択できたのは、ある程度の副収入があったからです。
私はWEBサイト運営以外にもささやかな副業をこなしています。
これだけで暮らしていくのは難しくても、会社を急に辞めても収入が途絶えない安心感というのはやはり大きなメリットです。

また、私はなるべく年に1度は資格を取るようにしています。
”この道”を選んだ以上、いつ無職になるかわからないという危機感を常に持っています。
残念ながら”それだけで食べていける”資格は持っていないですが、スキルを増やすことで、会社を辞めても色々な選択肢を取れるようにしておきたいと思っています。

スキルアップはWEBサイト運営とも相性が良いですし、発信を続ければ人脈も広がりやすいですからね!

追い込まれている時の選択は悪い方向に進みやすいもの…
金で、人脈で、スキルで『安心』は手に入れられます。
常に落ち着いてキャリアを選べるようにリスク分散していきたいですね。

 

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【おわりに】転職活動の成功はリスクを受容できるかどうかで決まる

転職には大きなチャンス、そしてリスクが同居しています。
人間関係や収入、仕事に恵まれたとしても、環境の変化についていけず適応障害になる人も。

転職を成功と言えるかどうかは入社してしばらく経たないとわかりません。
転職している人は、理由はどうあれ現環境に満足していない向上心を持っています。
転職のリスクを自覚し、それでもやっぱりチャレンジしたいのか。

もう一度自分に問いかけて、前に進んでいきましょう。それでは!