『一般常識』
耳が痛い人もいるんじゃないでしょうか?
就活のイメージが強いかもしれませんが、『一般常識』は就活を乗り切るためだけのツールではありません。
政治経済やマーケットの基本は社会人なら知っておきたいところです。
一般常識というと『勉強』のイメージが強いかもしれません。
クローンのような日本のサラリーマンに対する皮肉に使われることも…?
しかし、その本質は金融や株、福祉や税金など『生きていくために損をしないための知識』を身につけること
『株ってギャンブルでしょ…』
『選挙って言うけど、どの政党も同じに見える…』
『もっと上手に運用してたら節税できたのに…』
『日経新聞読んでみたけど、何が書いてあるか正直わかんない…』
『みんなの話にとりあえず頷いてるけど、何言ってるかよくわかってない』
ドキッとした人も多いのでは?
この記事では『一般常識を身につけたい就活生』だけではなく『ゼロから一般常識を覚えなおしたい社会人』にベストな書籍を紹介していきます。
バカキャラ脱出!イタい社会人にならないための基本を身に付けましょう。
【現代社会のベストテキスト】朝日キーワードシリーズ
こんな人におすすめ!
- 1冊で時事問題をマスターしたい人
- 政治や経済の会話についていけないビジネスマン
- 面接での時事ネタに対応したい大学生&転職希望者
時事問題ならこれが定番!
『朝日キーワード』は社会人でも毎年買っている人が多いですよね。
朝日新聞の記者が監修しているため、最新の時事問題についてのキーワード解説が充実しています。
同じ系統として、日経キーワードも発売されています。
テキスト | 値段 | 内容 |
朝日キーワード | 972円 | 朝日新聞監修 政治経済、国際〜文化、芸能まで幅広い 就活&会話ネタが増え、より一般向け! |
日経キーワード | 1,188円 | 日経HR監修 政権から国際、医療問題など 朝日よりやや固め、就活や公務員試験にも! |
”広く浅く”が好みなら朝日キーワードの方がオススメですね。
どちらも良書ですが、日経キーワードの方がやや深いところまで扱っています。
日経キーワードは金融や国際問題のミニ辞典も収録されているので、自分の足りない部分に合わせて選びましょう。
いずれも学力テスト突破に特化せず、時事問題全体を学びたい人にはベストの一冊です!
現代社会のテキストとしてもすばらしい良書です。
社会人トークの語彙力もグングン身につきます。
学生、社会人に関わらず、政治や経済について、少なくとも『話についていける』レベルを満たしたい人は、迷わず買っておきましょう。
【大学生&転職者向け】一般常識&最新時事 一問一答
こんな人におすすめ!
- SPIを突破したい大学生&転職希望者
- 特定の分野ではなく、一般常識をゼロから学び直したい人
SPIを切り抜けたい&通学中や家でライトに読みながら知識をつけたい!
そんな人にオススメの本です。
大学生や転職希望者は問題集バージョンと合わせて持っておきたいところ。
ちなみに、転職活動でも学力検査がある企業はどんどん多くなってきています。
僕が前に転職試験を受けたメーカー(研究開発)でも中途採用向けのSPIを受けました。
一問一答のクイズ形式なのでとっかかりやすく、脳を刺激しながらスルスルと頭に入ってきます。
毎年新しくなる時事問題はもちろん、政治経済や国際情勢から、科学技術、文化、芸能までカバーしているので、社会人が買っても面白いですよ!
図解 社会人のマナー大全 は『コミュニケーションの一般常識』を学べる一冊
こんな人におすすめ!
- 冠婚葬祭のルールがわからない人&恥をかいたことがある人
- 社会人の『マナー』に自信がない人
- 営業や婚約挨拶など、コミュニケーションで失敗したくない人
社会生活で恥をかかないためのマナーが網羅されています。
- 挨拶やふるまい
- お中元・お歳暮
- 冠婚葬祭の基礎知識
- 訪問した時の言葉遣い
などなど…とにかく『こういう時どうしたら良いですか?』が全て書かれている本なのです。
困ったときに1冊あれば安心できる本ですね。
”マナー”と言っても、キャリアを積んだ社会人でも迷うことはたくさん。
弊社の常識は、御社の非常識!
マナーは強制されるものではありません。
言ってしまえば大切な人への思いやりを具現化したもの。
無意味に人間性を疑われないためにも、身につけておきたい知識が書かれています。
【番外編】池上彰のおすすめ書籍
政治、経済、金融、国際問題…
勉強したいけど難しい本ばかり…
どの本を買ったらいいかわからない。
そんな時は『とりあえず池上彰』と覚えておけば問題なし!笑
池上氏の書籍は知識ゼロでもスルスルと頭に入る言葉遣いが特徴!
それにもかかわらず、有識者にとっても体系的に学べる内容に仕上がっているのが素晴らしいですね。
『解説』の能力に関しては彼に勝る人はいないんじゃないでしょうか?
学生〜社会人まで持っておきたい本を1つ1つ紹介していきます。
知らないと恥を書く世界の大問題
『知らないと恥を書く世界の大問題』シリーズでは最新の時事トピックがわかりやすく解説されています。
2009年に初版が発売されていこう、年に1冊ペースで発行されています。
過去作を遡ることで『現代史』を時系列で追えられるすばらしい参考書になりますよ。
シリーズ8の副題『自国ファーストの行き着く先』からもわかるように、スタンスが偏っていないのもポイント。
客観的に、ときに厳しいスタンスで日本経済、国際情勢を解説してくれます。
政治・経済・会社のことがよくわからないまま社会人になった人へ
このシリーズは、
の3編に分かれています。
レベル的には知らないと恥をかく〜よりも初心者向けですね。
僕は経済のことがよくわからないまま社会人になってしまったので経済バージョンを購入しました…。
経済のこと〜、では銀行や株式投資の概念がわかりやすく解説されています。
タイトルの通り、知識が少ない若手ビジネスマンや学生向けの本ですね。
投資や政治にアンテナを張っている人や、ある程度キャリアを積んだ中堅ビジネスマンには物足りない内容です。
話の展開もスムーズに頭に入ってきますし、新聞を読んだときの吸収力も段違いになりました。
これから経済、政治、会社組織の知識をつけたい人にとっては必読の1冊です。
池上彰の優しい経済学
池上彰のやさしい経済学では、
- しくみがわかる
- ニュースがわかる
の2シリーズが発行されています、
(1)しくみがわかるでは経済や貨幣の基礎知識(マルクスやアダム・スミスなど)が中心。
(2)ニュースでわかるでは(1)の知識をベースに現代の経済、金融政策など、少し深い内容まで解説されています。
経済のことがよくわからないまま社会人になった人へ
→池上彰のやさしい経済学(1)
→池上彰のやさしい経済学(2)
という順番で読み進めていくスムーズに学習できますね。
この三冊を読み終われば、経済、国際ネタで話に困ることはなくなるでしょう!
改訂新版 日銀を知れば経済がわかる
少しカタいタイトルですが『金融とは』という初歩の初歩から解説されています。
そこから、日銀の仕事内容や歴史、最近の金融政策まで、わかりやすく展開されます。
10年近く前に発売された書籍ですが、2017年に改訂新版として再販されました。
マイナス金利、アベノミクス、金融緩和などがどういう仕組みで日本の経済に影響しているのか…
しっかり理解している人と、全くわからない人で二極化しているのが今の日本です。
また、投資をこれから始めたい人はこの本に書かれてる内容は理解しておきましょう。
『日本の金融の教科書』として素晴らしいテキストになっています。
おわりに
新聞やビジネス雑誌を読んではいるものの、文字通り『読んでるだけ』になっている人も多いですよね。
知識がないままこういった媒体に手を出しても、
『わっかんねぇや!』
と投げ出しがち。
この記事で挙げているのは『テストや面接を突破するため』ではなく、人生で損をしないための基礎知識をつけられる本です。
会社で必要、就活で必要…この次元で『一般常識』を語っていると、数年後、数十年後にイタい目を見ますよ。
国際、経済、時事、金融…これらの流れは、最終的に私たちの収入に振りかかってきます。
自分の人生を正しく動かしていくために、最低限の知識は身につけておきましょう。それでは!