近年はお酒の飲み方について話題になることが多いですね。
投薬中でありながら、親族の葬儀でお酒を断ったら怒られたなんて人も…。いわゆるアルハラの事例ですね。
実は僕、大学時代はスポーツをやってまして、体育会系かつウェイ系というダブル役満な同好会でハードな飲み会をこなしていました…。高校ではインハイに出てるような人も多く、上下関係もキッチリ。
また、新卒入社した会社もガッチガチの体育会系メーカーでして、一発芸やお酌、下の人間が飲んで上を楽しませる…そんな文化が残っていました。
僕はかなりお酒に弱く、1、2杯ビールを飲めば、顔は真っ赤で足はフラフラ。お酒は大好きなんですけどね…。
飲まされても飲まさない!
これが飲み会弱者である僕のポリシーです。
アルハラは違法!今は適正飲酒の時代!など、色々言われていますが…どうしてもお酒を断りきれないシチュエーションに悩む大学生や社会人は未だに多いはずです。
『堂々と断ろう!』
そう言われても…って話ですよね。
今日の記事は、超下戸の僕がハードな飲み会を生き残ってきたサバイバル術15選!
綺麗事抜き!
アルハラ万歳な飲み会でも、文字通り”生きて帰る”術を、実体験を基に紹介していきます。
飲まないためのサバイバル術(お酒の断り方)
まずは、ウォーミングアップ。
ある程度気心が知れた人との飲み会で使えるお酒の『断り方』を5つ紹介します。
運転手アピール
飲んだら乗るな。鉄板です。
飲酒運転の厳罰化が進み、取り締まりが強化されている昨今では、ある程度のモラルのある人なら『それならしょうがない』となります。
これは会社の飲み会で効果的です。会社の飲み会帰りに飲酒運転なんて会社ごと非難される大問題です。
昔はオッケーだったかもしれませんが、昨今では会社のイメージダウンにつながるため、人事も上司も『部下の飲酒運転』を恐れています。
そもそも、運転手に飲酒を勧めること自体が明らかに違法ですし、さすがにこの点をわきえてる人は多いため、非常に効果的な方法です。
ドクターストップ
『医者に止められているので』
『薬を飲んでいるので』
これも常套手段です。命に関わる場合は『しょうがねぇな』で済む場合も多いです。『飲まない』は通じなくても、『飲めない』なら通じる人は多いと思います。
ここまでは、ある程度ユルい飲み会でお酒を勧められた時の手段ですかね。
幹事や会計を担当する
気づけば飲み会が終わってる。案外イケるのがこの手です。
いくらか飲むかもしれませんが、慌ただしい幹事や会計は、飲み会中にイソイソ動くので、ゆっくり飲む暇はありません。
大学時代は、飲み会が盛り上がってる中、会計組は外野で人数やお金の計算を会議しながら平和に過ごしていたことを思い出します。
”飲み会を楽しむ”と並行しにくい手段ですが…飲む量は確実に減りますよ。
飲み会の日に体調を崩してサボる
どうしようも無いなら行かなきゃいいじゃん。
最後の手段的な感じですが、飲み会に参加しなければ飲まなくて済みます。
何回も使える手では無いですが、ここぞという時、前日からマスクして風邪アピールしておくスムーズに休めると思います。
毅然と断る or 飲み会に行かない
立場とか空気とか色々読まないでイケる強者の戦術です。
飲酒を強要するような非常識な人間との関係なんてどうでも良いですよね。
『イヤ俺飲まねえから』
の一言でぶった切ってやりましょう(無理?)
どうしても飲む時のサバイバル術(酔わない方法)
ここからが本番。
どうしてもお酒を飲まなくてはいけない…そんなクソみたいな飲み会もあるはずです。ここでは飲まされた時のダメージを最低限に抑える術を紹介していきますね。
適度に食べておく
空腹に酒はタブーです。
僕は飲み会の前は必ずコンビニに寄っておにぎりやパン等の軽食を食べていました。
居酒屋の食事を詰め込むのも手ですが、飲み会には『最初の乾杯』という悪魔が潜んでいます。
ちなみに体育会ウェーイ系同好会ではもちろん一気なので、空腹かつコンディションが万全では無い場合、ここで僕の飲み会は終了してしまいます。
リミット50%を超えたら吐く
飲んでも吸収しなければ問題ありません。
吐く!吐く!とにかく吐く!
僕は大学時代、最後までお酒に弱いままでしたが、腹筋を力ませることで『いつでも吐ける』という特技を身につけました(白目)
何回も潰れていれば『あと1杯飲んだら倒れる…!』ラインがわかるようになります。
オススメはリミット半分を超えた時点で吐くこと。
ヤバイ!と感じてから吐いても遅いです。
ピッチャー一気(ぐう畜)も常態化していた我が大学時代、僕は吐くことで生き抜いてきました。
水を飲み酒を薄める
僕は飲み会での食事を、吐くための『ストック』と割り切っていました。
しかし、ストックを使い切った状態で…というか吐いてきた帰り、席に座る前に中ジョッキを渡されることもありました(もちろん一気)。
そんな時は、水を飲んでアルコールを薄め、胃内でのアルコール濃度を下げてしまいます。
水を飲んで薄めるか、水をストックにして吐くかは人それぞれですが、プロのゲロリストである僕ですら、水だけで吐くのは結構キツイです。
あと、吐きまくった後に水を飲むとめっちゃ不味いですよね。
『体が…飲み物を拒否する…!?』
な状態になります。
飲んだ杯数をごまかす
もうウソをつきましょう。
『お前全然減ってねーじゃねーか!!?』
『これ5杯目(2杯目)っす!』
たまに使っていた手です。
ただ、明らかに飲んでないとすぐにバレるので、席を移動してみたり、ちょびちょび口をつけてみたり、杯数をごまかす土壌は作っておきましょう。
アルハラしない人のそばに陣取る
そのコミュニティ全員が悪い人って環境も少ないのでは?
もしそんな劣悪な環境にいるならさっさと辞めてしまいましょう。
中にはアルハラとは無縁の優しい人もいるはず。
ウザい上司や先輩は色んな席に移動してきますが、わざわざ自分から戦いを挑む必要はありません。
できるだけ平和な時間を長く過ごすために、優しい人ゾーンに移動できるチャンスがあれば逃さずに掴みましょう。
個人的にはアルハラ相手がトイレに行った時などが席を立つチャンスです!
ウコンを飲んでおく
飲酒(二日酔い)に対する防御力を高めておく方法。
僕は大会で優勝した日の祝賀会、ウェーイ系営業が来る会社の飲み会など『あぁ…今日の飲み会はヤバいな…』とわかりきっている日は、潰れる前提でダメージを軽減する手段に切り替えていました。
ウコンやヘパリーゼを事前に飲んでおくことで飲み会に備えましょう。
ダミーのソフトドリンクを用意しておく
協力者が必要ですが、緊急用のソフドリを準備しておくと、色々な場面で助けてもらえます。
僕の場合は、同期が良いやつだったので、
先輩『みるおか!速飲み勝負だァ!!グラス持てぇ!!』
ぼく『はい!同期!ポン酒(水)くれ!!』
みたいな共同作戦を組んでいました。当時は速飲み一気で遅い方が負け残りというクソルールがあったのです。
基本的に速飲みは得意なので負けませんが、結局コールが聴こえてきて無駄に飲まされるこもが多く、ソフドリ作戦をよく使っていました。
ソフトドリンクはアルコールを希釈(胃内)したりと、汎用性は高いので、テーブルに常備しておきたい所です。
カクテルと間違う色のジュースなんかは使い勝手が良いですね。
先輩『それ酒か!?』
ぼく『酒です!!!!』
泥酔したフリをする
僕は酒を飲むと一瞬で顔が赤くなるという神様がくれた才能によって、数多の飲み会を乗り越えてきました。
大して酔ってないのに、グデーンとフラフラになり…
先輩『おい大丈夫かー』
ぼく『だいじょぶ…でしゅ…(ハァハァ』
先輩『潰れてんじゃねえかwwおい運べ!』
泥酔に関係ないのですが、僕は一瞬で白目を剥けるという特技もあるので、一層リアル感を出せます。
ポイントは、
- 規則性のないハァ…ハァ…
- 手足と首(重要)の脱力
- サ行が言えない
- 適度な白目
の4つです!かなり自然な泥酔者になれますよ。
(外限定)飲んでる振りをしてこぼす
僕は服が汚れるので緊急時以外使っていませんでしたが、BBQ等の屋外イベント時に同期が得意としている技でした。
『一気飲みしてる風だけど、お前の酒全部口から落ちてるよ』みたいな。
あとはそもそも飲まないこと。先輩が横向いた隙に地面に捨てるなど。
屋内でも、片付ける直前の鍋に飲み残しを捨ててしまうこともあります。
先輩『お前飲むのはえーな!』
同期『はいっ!!』
もったいないですが、同期の『無理無理無理無理無理無理これ以上は死ぬ…(小声』を聞くと何も言えませんね。
(要店員の協力)自分の酒を弱くしてもらう
居酒屋の店員は基本的にマナー良く飲んでもらいたいはずです。
コソっと店員に声をかけて、
『僕、酒めちゃくちゃ弱いんで…僕のカクテルアルコール弱めでお願いします…』
なんて言うと、
『わかりました!(ニッコリ』
と対応してくれる場合がかなり多いです。
良く使う居酒屋では、店員さんと顔見知りになっていたので言わなくても配慮してくれるようになりました!本当に助かった!
急性アルコール中毒の思い出
ある飲み会で、僕が酔っ払って寝ていた時…
『大丈夫かww水だよ!水!』と渡されたのがウォッカ原液だった時がありました。普段は悪い奴じゃないのですが、調子に乗りやすいぐう畜な同期がいたのです。
『水だ!!』と思って思いっきり飲んだら、その後はもう大変。
脈拍は190、過呼吸が数時間止まらず、トイレから動けないまま…
吐きまくって喉が胃酸で焼けてしまい、翌朝は声が枯れて話せませんでした…。
完全な急性アルコール中毒です。
当時は若かったので笑い話になりましたが、今思えば死の淵にいましたね・・
アルコールが弱いことの証明
本当にお酒が飲めないかどうか証明するツールがあります。
アルコール耐性はアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)という酵素の働きによって決まります。
摂取したアルコールから生成する有毒なアセトアルデヒド(二日酔いや頭痛の原因)を無毒化するこの酵素が弱い人は、お酒を飲んだらすぐ酔っ払ってしまいます。
お酒を飲んですぐ顔が真っ赤になる人もいますが、中にはお酒が全然飲めないのに表情に出ないから信じてもらえない人もいます。
日本人はもともとお酒に弱い人が多い人種であり、数杯飲んでベロベロになるような人は、遺伝子検査ですぐに結果が出ます。
『私はお酒に弱いです』と証明したい人は一度検査してはいかがでしょうか。
おわりに
僕の急性アル中は問題外ですが、モラルを提唱するだけではなく、実際に飲まされた時の対処法も必要だと思い、この記事を書きました。
同期や後輩といつも話していたのが…
『酒と食事がもったいねぇよ!』
ということ。
今日はちょっと良いコースメニュー!なんて日に後輩と最初に交わした一言が、
ぼく『…もったいないね…(涙』
後輩『…どうせ全部出ちゃいますもんね…』
ですからね。
僕らの世代で話し合い、若手内では飲酒強要は絶対廃止のルールを決めたことは、後輩達から(一部泣きながら)喜ばれました。お偉いさんが来た時は共同戦線で。
飲み会は激しいままでしたが、あくまでも飲みたい人が飲みたい酒を飲み、場を楽しむという風土に変わったのです。
適正飲酒で、お酒を楽しむ。
当たり前のことですが、徹底していきたいですね。
コメント
[…] 急性アル中を経て僕がマスターしたアルハラ飲み会のサバイバル術15選 […]