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【脱ブラック企業】激務で転職活動できない時の転職術

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朝7時過ぎには出勤し、帰宅は深夜の日付が変わるころ。
筆者は数年前まで仕事をして寝るだけの生活を送っていました。

勤めていたのは日系の大手食品メーカーの研究開発職。
企業クチコミサイトでは『優良企業』と書かれている会社でした。
転職活動しようにも激務でとにかく時間がない。
帰ってから少しの空き時間と、貴重な休みを使い、とにかく『効率的』に進める必要がありました。

情報収集から、転職エージェントとのやりとり、求人応募、書類作成、そして面接…
ブラック企業で激務に苦しんでいる人は、やるべきことの多さに愕然として、転職を諦めてしまう人も少なくありません。

しかし、時間を有効活用し、無駄な作業をとことん減らせば、ブラック企業から抜け出すことは可能です。
今回は、実際に私が経験した転職活動を参考に『激務で忙しい人のための転職活動の進め方』を解説していきたいと思います。

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はじめに:一番やってはいけないこと

【最高】 在職中に好条件で転職が決まり、退職する。
【妥協】 退職してから転職活動を始める。
【最悪】 今の会社が嫌だから、とりあえず決まった会社に転職してみる

これだけは忘れないでください。
『とりあえず』で適当な会社に転職してしまうのが最悪の選択です。

なぜ今の会社を辞めたいのか
どういう環境で働きたいのか

激務がキツイからですよね?
給料が安いからですよね?
将来が見えないからですよね?
パワハラに絶えられないからですよね?

精神的にまいっている時は、思考能力が下がります。

『少し条件悪いけど…ここに転職しちゃおう…今の会社からとにかく離れたい…』

自分の中で納得できる企業なら良いですが、一度だけ本当にその会社に転職して良いのか振り返ってください。

日本の転職活動において、理由のあるブランク(無職期間)は、長すぎなければ、ほとんどマイナスにはなりません。

それよりも、無駄に転職回数が多い方が圧倒的に不利になります。

もちろん、在職中に転職先を決められるなら最高です。
精神的に参っているならば、精神科、心療内科で診断書を書いてもらい、休職した上で転職活動を進めましょう。
傷病手当金により、金銭的にも余裕を持って動くことができます。

あなたがいなくても会社は回ります!

それに、激務が続いていることは、その業界には人手が足りてないことの証明です。
すなわち、あなたが転職市場で価値のあることを示しているのです。
特にプログラマーエンジニアは顕著ですよね。

自分の価値を正しく理解して、休職、退職の選択肢を使いこなしながら、転職と向き合っていきましょう!

[aside type=”normal”]日本独自の文化ですが…『履歴書(職歴)を汚す』という言葉があります。
IT系や外資、クリエイター職など、転職が当たり前の業界もありますが、メーカーを中心に日系企業はまだまだ保守的。
キャリアアップはお金や地位だけではありません。
短絡的に考えず、焦らず…給料、人間関係、労働時間トータルで良い方向へ転職しましょう。[/aside]

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効率的な転職活動の進め方

ここからは、転職活動を”最短距離”で終えるためのサービス、心得を解説していきます。
基本的に在職中に進めることを前提としてますので、キャリアアップ転職に必要な最低限のサービスのみ紹介していきます。
あなたの時間と相談しながら、エージェント登録を増やすなど肉付けしていって下さいね。

事前準備:自己分析”だけ”は手を抜かないで

仮に転職先が決まる前に退職、休職することになっても『自己分析』だけは、在職中に終わらせておきましょう!
中途採用の自己分析は新卒とは似ているようで違います。
どうしたら良いかわからない人は、以下を参考に『自分のキャリアに求めるものの優先順位』を書き出し、ひたすら深堀していきましょう。

  • 給料が高ければ激務も我慢できる?
  • 転勤無しでしっかり休日が欲しい?
  • 給料は下がっても良いからゆとりのある働き方が良い?
  • どんな環境なら100%自分の力を発揮できる?
  • どうしてもやりたい職種がある?自分のスキル、強みを活かしたい?

自己分析が苦手な方は、リクナビなどの診断ツールも使ってみましょう。
自分の強みを客観的に判断でき、自己分析も効率的に進みます。グッドポイント診断は、受容力、決断力など18種類の中から、自分の強みを客観的に判断できる優れた診断ツールです。

自分のキャリアプランや強み、スキルを明確にできれば、どんどん転職活動がスピードアップします。
転職エージェントとの面談でも、自己分析が終わっていれば、相互理解しやすく、求人のマッチングミスも少なくなりますからね。

在職中の『最低限』です。
辞める前に、しっかりと自分を見直しておきましょう。

【転職初心者の場合】リクナビNEXTで情報収集

おすすめしたい転職サイトは沢山ありますが、30代以上で初めて転職する方は『とりあえずリクナビNEXT』でいきましょう。王道ですが、変に登録サイトを増やすより、リクナビNEXTさえ登録しておけば、転職活動に必要なノウハウは全て手に入ります。


【20代限定】リクナビではなくマイナビジョブ20’sがベスト

さて、転職初心者にはリクナビNEXTをおすすめしましたが、もしあなたが20代なら、迷わずマイナビジョブ20’sに登録しましょう。
20代ならリクナビNEXTを切ってマイナビジョブ20’sだけでOKです。

転職サイトと転職エージェントを両立したサービスで、若手限定の求人や転職情報が集約されています。
コンサルタントからの無料アドバイスも受けられるので、転職を目指す若手サラリーマンには非常にありがたい…!
複数のサービスを併用する余裕のない20代サラリーマンは、マイナビジョブ20’sだけで転職活動をスタートしましょう。


転職エージェントは土日でも面談可能!!

こういうキャリアアップ志向があるなら、転職エージェントは必須です。
『有給なんて取れない…』という人も多いと思います。
転職エージェントの無料相談は土日でも受け付けていますし、遠方の場合は電話相談も可能なので問題ありません。

また、多くの人は、転職エージェントに登録=転職活動開始と勘違いしています。
転職エージェントとの最初のやり取りはあくまでも『面談』です。
プロのコンサルタントと情報共有し、自分の市場価値や、転職の進め方など、気軽に相談することができます。

『ブラック企業で、転職活動を進める時間がなくて不安…』

こんな質問もOKです。
彼らの仕事は、こういう転職者に最適な方法を提供することでもあるのです。

私の体験談ですが…
転職相談に親身に乗ってくれる転職エージェントはリクルートエージェントがおすすめです。
転職初心者にも優しいエージェントなので、まずは無料相談に行ってみましょう。



私が利用した転職エージェントは以下の記事でまとめていますので、ぜひご参考ください。

実際に利用したおすすめ転職エージェント7社を徹底比較!大手転職には必須でした…

【決心と覚悟】休む勇気

転職活動を進めていった時、最後のハードルが『面接』です。
基本的には平日となるので、休暇を取る必要がありますが、激務に苦しむブラック企業人の方は、

『休みなんて取れねえよ!』

という人も多いかもしれません。

企業によっては、定時後や土日に面接を組んでもらえる場合もあるので、転職エージェントに交渉をお願いしましょう。
絶対に企業と直接交渉しないことが重要です!
プロのコンサルタントという緩衝材を間に入れることで、こちらの事情も伝わりやすく『ワガママ感』も低減されます。

最後の手段は『立場を犠牲にしてでも、無理やり有給を取る』ことになります。
中途採用はスキル面を見られるため、面接に呼ばれる時点でかなり期待が高い状態にあります。

志望度の高い企業の面接は、リスクを負っても受ける覚悟が必要です。

自己分析を進め、正しいプロセスで転職活動を進めれば、転職は難しくありません。
『辞める』という最後の手段も考慮に入れつつ、ココ!というチャンスを掴むために全力を尽くしましょう。

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おわりに

実際に経験してみると、転職活動のハードルは思ったより低いというのが正直な感想です。
しっかりとキャリアを積んでいれば、新卒採用と比べたらヌルゲーですよ、ヌルゲー。
新卒採用で意中の企業に内定できず、第二新卒で大企業にステップアップした友人もたくさん見てきました。

効率的に、そして覚悟を持って理想のキャリアを取り戻しましょう!!